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この日も早朝に起きて、足早にヴァチカンへ。
この日は週一回ある、ローマ法王の謁見の日。なんと、ローマ法王に会うことができた。
と言っても、人の頭ばかりで肉眼では見えない。カメラを持つ手を上げ、モニターを通してローマ法王に拝謁できた。
私は仏教徒のため、あれほどきれいな賛美歌の唱和を聞いたことがなかった。結婚式のチャペルで唄われる賛美歌とはまた違う。穏やかでやわらかいメロディ。サンピエトロ寺院のクーポラに澄み渡る歌声を聞くと、背筋に電気が迸る。機会があれば、是非味わっていただきたいと切に願う。
神聖なるという言葉がぴったりな朝のミサを出て、私達はヴァチカン美術館へ向かった。
こちらも混んではいたが、比較的スムーズに入れて私が一番楽しみにしていた「最後の審判」を見ることができた。
感想を文章で書くことはできない。是非自分の目で見て欲しい。
今まで大自然を目にする感動が好きで、自分でもたくさん体験してきたけれど、人が作ったものがこれほど人を感動させるものとは思っていなかった。
生まれて初めて、本物の「芸術」に触れられた。
人間のなせる業をまざまざと見せられて、人間に生まれてきて本当に幸せだと思う。
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